• SUNのCEOにインタビュー
  • #海外ビジネス編
  • 代表取締役社長 兼CEO
  • 仲宗根 俊平

設立当初のお話を聞かせてください

設立当初のお話を聞かせてください
「世界の人と繋がりたい」「世界を舞台にビジネスをしたい」という思いで会社を作ったので、設立当初から日本人だけで会社を作るつもりもありませんでした。まずはグローバルな職場を作ることが必要と思い、JICAのプロジェクトを活用して会社設立から3か月で自らバングラデシュに足を運んで現地で採用活動を始めました。

現地には日本に就職を夢見て、日々勉強に励む若者がたくさんいたのです。彼らのように挑戦を恐れず、向上心のある人材をSUNは求めており、彼らもSUNのような会社を求めていました。まさに「人と人がつながった」瞬間です。それが現在SUNで働いているバングラデシュ出身の社員との出会いでしたね。

そもそも社長が海外に興味を持ったきっかけは?

親の仕事の都合で6歳~9歳の間はアメリカに住んでいたんです。当時、ハロウィンやクリスマスなどのイベントで近所の家に遊びに行くと、とても大きな袋にお菓子がいっぱい詰っていて、そこで文化の差を感じたのを覚えています。

日本に帰ってきてからも、親が英語で仕事の電話をしていたりと、海外を身近に感じる環境に居ました。高校で交換留学に参加したり、大学で海外旅行に行くなど、若いときから自ら進んで海外に足を運んでいましたね。海外に行くと、日本の環境と違って、当たり前のようにコミュニケーションがとれないことが面白かった。日本にはない価値観、文化に刺激を受けていました。

社長にとって異文化に触れあうとは?

社長にとって異文化に触れあうとは?
日本と海外の差を異文化と呼ぶのだと思いますが、それら全て”個性の違い”のようなものだと思っています。日本に居ても地域によって考え方や習慣に多少の違いがあるように、人種や宗教、文化の違いは全て個が持つ”違い”であり、「外国人だから、日本人だから」という一定の枠にはめて区別する考えは全くありません。

会社にとって初めての挑戦となったバングラデシュ社員の受け入れですが、準備に当たり意識的に取り組んだことは?

人間誰しも、身近に頼れる人がいて、その人と信頼関係を築けていれば、苦しい時や辛い時でも何とかなるものなんですよね。バングラデシュ人3人を受け入れるためには、まずその信頼関係を築くことが大切だと思ったんです。日本という見知らぬ土地で働くことになる彼らが、困ったときにはすぐに助けてあげられるようにしたいと思いました。

まず、彼らが来日する2か月前に、バングラデシュに再度渡航して彼らの実家を訪問しました。彼らを日本に送り出す彼らの家族もきっと不安だろうと思い、経営者の顔を見てもらうことで安心してもらおうと思ったんです。そして来日する際には、彼らには社宅などの生活のサポートはもちろんのこと、私の実家に招いて日本文化を体験してもらったりとプライベートな時間も共有するようにしています。せっかく日本に来たんですから、仕事だけではなくプライベートも充実させて「日本を好きになってほしい」と常に考えています。

SUNが取り組む在日外国人支援事業とは?

SUNが取り組む在日外国人支援事業とは?
在日外国人の採用について調べていたことがきっかけで、彼らが抱える日本の生活の課題が見えてきました。そして、SUNとして何か力になりたいと思い、2つの取り組みを始めたんです。

1つ目は、在日外国人支援事業「コネクトプロジェクト」を社内に立ち上げました。当時、「日本に住む外国人の数が2012年から増加している」と耳にしたことがきっかけで、日本語教育の状況を調べていたんです。その時に在日外国人に日本語を教える日本語教師と話す機会があったのですが、便利な日本語学習アプリがないと悩んでいる声を聞きました。SUNなら、それらの問題を解決できると思い、自社サービスで日本語教育アプリを作ることにしたんです。当社が販売する「くらしスタディ」はそこから生まれました。また同時に、日本の生活に必要な情報がまとまったウェブサイトがあったら便利だろうと思い、在日外国人向けの情報サイト「くらしジャパン」も開設することにしました。

2つ目は、海外で雇用を生むためのオフショア拠点を作ろうと、準備を進めています。ここ最近よく日本のメディアでも取り上げられる技能実習生ついて深く知る機会がありました。彼らは、発展途上地域の経済発展を担うことを目的として来日し、日本で就業しながら日本の技術や知識を学んでいます。しかし、日本の研修期間を終え、母国に帰った時に、働く環境が整っておらず雇用が無いことも多いんです。せっかく学んだスキルを活かす場がないのは、もったいないですよね。そこでSUNでは将来、海外拠点を作って現地に彼らの働く場所を作りたい。SUNが受け皿になることで雇用を生み、その国の経済に貢献ができたらいいですよね!
世界に目を向けると、国によって抱える問題や社会背景は違います。SUNは海外拠点を広げながら、現地の課題に向き合い、そして社会貢献ができることを念頭において事業を展開していきたいと考えています。
仲宗根 俊平
【プロフィール】
SUN株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 仲宗根 俊平

1983年4月、大分県日田市生まれ。親の転勤に伴いアメリカに移住し、カリフォルニア州とニュージャージー州で幼少期を過ごす。帝京大学文学部を2006年に卒業後、保険業と広告業の営業を経験、2012年にIT業界に転職。業績が認められ入社から4年で取締役に就任する。2018年にSUN株式会社を設立。ITを軸として世界に社会貢献をすることを目標に掲げ、現在は在留外国人支援事業を推進に励む。
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